カクヨムに歴史小説『時の聲』第二話を掲載しました。

天智朝における漏剋誕生秘話のお話です。

あらすじ

黄文造本実きぶみのみやつこほんじつ高句麗こうくり人の末裔で、画工である彼は、嘗て父が造った漏剋ろうこくの修繕を大王おおきみから依頼されるが……

登場人物

黄文造本実きぶみのみやつこほんじつ

本作の主人公。
高句麗人の末裔で、南山城・久世郷くせのさとを拠点とする画工えたくみの若き長。
大王おおきみから漏剋の修繕を依頼される。

黄文造なにがし

本実の父。
大王が皇太子の時、漏剋の設計を任された。

大王

倭国を治める君主。
皇太子の時に、漏剋の製作を指揮した。
後世において、天智天皇てんじてんのうおくりなされる人物。

勅使

大王の側近。
本名は蘇我臣赤兄そがのおみあかえという。
位は大錦上たいきんじょう